2月20日、サンフランシスコで「陸前高田フェア」が開催されました。

 本イベントは、中小企業庁「共同・協業販路開拓支援補助金」を利用して、陸前高田市内にある特産品の販路拡大を目的として行われたものです。高田高校の実習船「かもめ」から始まった国際姉妹都市のクレセントシティからのご協力もいただき、市内事業者の40種類を超える商品が出展され、当日は陸前高田市からサロンドロワイヤル社長前内眞智子氏、有限会社ビッグアップル松田悟志氏、合同会社bigap大坂智央氏、ドメーヌミカヅキ代表及川恭平氏、そして弊社からは4名が参加しました。弊社はイベント全体の企画立ち上げ・アレンジを行いました。また、市役所から地域振興部水産課課長補佐石川浩氏にもご参加いただきました。 

 イベントには52種類の食材やドリンクが展示され(別途資料参考)、陸前高田市かサンプルとして持ち込まれた食材を活用したお食事も振る舞われました。会場では在サンフランシスコ日本国総領事 野口泰氏、デルノーテ郡議会議員クリスハワード氏、クレセントシティ市市長代理および市議会議員ブレイクインスコア氏にご挨拶をいただき、100名を超える招待客の皆様に足を運んでいただきました。

「たかたのゆめ」使用のパエリア
イベントの様子
缶詰のイシカゲ貝
酔仙の純米大吟醸と純米雪っこ

 開会式での村上の挨拶を動画でご紹介させていただきます。(Youtubeの再生ボタンをクリックしてください。)

 野口泰氏からは「この場に参列できること大変光栄に思います。東日本大震災という悲劇がきっかけで始まった陸前高田市とクレセントシティの友好関係の裏には大変心温まる物語があります。そしてそれは現在でも大切に守られ、続いているということはここで強調したい一つの事実であります。輸出法の都合上、少量ではありますが、ここに並べられた両市の貴重な食材をぜひ味わっていただきたいと思います。国際的な行き来が回復しつつある中、ぜひ陸前高田市を訪れたいと思います。本日はありがとうございます。」というメッセージを頂戴しました。

在サンフランシスコ日本国総領事 野口泰氏のスピーチの様子

 続いて、クリス・ハワード氏より「2014年4月、”かもめ”と書かれた一隻の船が辿り着きました。悲劇によってうまれたこの関係性は、陸前高田市とクレセントシティ市だけでなく、アメリカと日本全体に希望を与えました。村上清さん、献身的なサポートをありがとうございます。そしてこのようなイベントを開催するという素晴らしいアイデアをありがとうございます。」 ブレイク・インスコア氏より「”かもめ”から、これまで私たちにはなかった貴重な機会をいただきました。友人である村上清さんや戸羽太さんの”壁を破ろう”という強い意志に感謝します。”かもめ”はただの船ではなく、今では”私たちの船”です。漂流以後、かもめは私たちの一部です。あらゆる人にこの物語を語り継いでください。」と乾杯の挨拶を頂戴しました。

クリスハワード氏
乾杯の写真
ブレイクインスコア氏

 イベント内では、村上による食材の紹介プレゼンテーションも行われました。ここでは一つずつを簡潔に紹介させていただきました。現地の方々にとって、それぞれの想いを聴くこと、その上で食材を楽しむということを大切にされているため、みなさんに高い関心を持ってお聞きいただきました。

昆布の紹介
雪っことシードルの紹介

イベントは終始盛り上がりを見せ、参加者の方からは「ここに来られて光栄です。」「ここにあるものは全て特別でアメリカにはないものなので非常に貴重です。」「ぜひ陸前高田を訪れたい。」と温かいコメントで溢れていました。

これからも弊社は陸前高田市の経済復興、市内にある商品と地域資源の高付加価値化、そして世界にそれを発信してまいりたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

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